大学病院の緩和ケアを考える会

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■代表世話人 挨拶

<定年後のチャレンジ>

本年もよろしくお願いいたします。
昨年の第29回年次大会と第10回授業実践大会は、「スピリチュアルペインとそのケア」がテーマでした。発案・運営をされた独協医大の白川賢宗先生に感謝いたします。また、大腸がんStageWの診断を受け、新たな挑戦をされている山崎章郎先生の講演を企画してくださり、充実した内容となりました。スピリチュアルペインの問いは、「生まれてきた意味や役割の問い、何のために生きているか」です。患者さんの苦悩でもありますが、そこに向き合う私達自身への問い掛けでもあります。私も自分に問う機会となりました。
昨年3月に昭和大学を定年退職致しましたが、これからの自分の人生の意味や役割、自分をどう活かしていくのかを問い直してきました。昭和大学では、これまでと同様に緩和ケアで出会った患者さんの言霊を伝える「いのちの授業」や「セルフケア」の講義を医学生向けに実施しています。

代表世話人 高宮有介

また、小中高校生、予備校生、医療者、一般市民向けに「いのちの授業」と「マインドフルネス」を広める講演活動を実践し、昨年は4月から60回以上の機会を頂きました。
さらに生と死、セルフケアを広めたいと考え、昨年8月よりYouTubeを配信中です。チャンネル名は「Dr.ゆうすけ 人生のトリセツ〜みんなの幸せケア」です。これまで講演でお話ししてきた内容を1回10分程度とし、17回シリーズでお届けしています。下記にQRコードを掲載いたしましたので、是非、ご笑覧ください。これは、私の終活でもあります。今は元気ですが、緩和ケアに携わる中で、自分の死がいつ訪れるかは分からないと常日頃感じています。1歳と4歳の孫が、ジイジはこんな顔でこんな声でこんな話をしていたと伝えるためのコンテンツでもあります。今後はウェブサイト作りに取り組みます。
緩和ケアは、TMG(戸田中央メディカルケアグループ)の緩和医療特別顧問として、週2日、臨床に携わっています。主に戸塚共立第一病院の緩和ケアのコンサルテーションを行っており、ベッドサイドで患者さんと長時間お話しする機会も増えました。患者さんの人生の物語に触れることも多くあり、遣り甲斐を感じています。ある信仰を持った患者さんには心が揺さぶられました。亡くなる数日前に、「私はもう死にますか」と尋ねられ、うなずくと「やったー!最高の人生でした」と大きな声で繰り返されました。私も死を前にしてそう言えたらよいなあと思います。
今年の第30回年次大会は岩手医大の木村祐輔世話人を中心に盛岡で開催予定です。多くの皆さんの参加をお待ちしております。
 大学病院の緩和ケアを考える会
代表世話人 高宮有介
(昭和大学医学部 医学教育学講座 客員教授)
(TMG<戸田中央メディカルケアグループ>緩和医療特別顧問)
更新履歴

大学病院の緩和ケアを考える会

 「大学病院の緩和ケアを考える会」は、大学病院における緩和ケアの推進、および緩和ケア教育の確立を目的に1995年に設立されました。先進医療を行い、教育・研究機関である大学病院において、適切な緩和ケアの提供が必要であることは論を待ちません。その推進のために各大学が持ち回りで毎年当会の総会・研究会を開催しています。
 全国には80の大学医学部と医科大学があり、すべての医学生はそれらの附属病院で教育・研修を受けています。未来を担う医学生への緩和ケア教育を充実させることは急務です。当会では2004年に医学生向けのテキスト「臨床緩和ケア(青海社)」を刊行するとともに、教える側である教員のためのセミナーを毎年開催してきました。
 2007年4月にがん対策基本法が施行され、緩和ケアの重要性が注目されています。350施設のがん診療連携拠点病院が中心となり、全国の緩和ケアを拡大していく流れがあります。当会ではわが国の緩和ケアを推進するために、大学病院から発信していきます。
2008年6月 大学病院の緩和ケアを考える会
代表世話人 高宮有介
(昭和大学医学部 医学教育推進室)

お知らせ

ご連絡・お問合せ先

〒142-8555 東京都品川区旗の台1-5-8
昭和大学医学部 医学教育推進室内
大学病院の緩和ケアを考える会 事務局
(患者様からの医療相談などには対応できません。御了解下さい。)
新着情報

2018年5月

2018年度の「総会研究会」と「医学生の緩和ケア教育のための授業実践大会」の情報を掲載しました。 

2011年11月

第8回 医学生の緩和ケア教育のための教員セミナーは終了いたしました。 

2011年9月

第17回総会研究会は多数の皆様においでいただき盛会のうちに終了いたしました。参加者の皆様、ご協力頂き………  続きを読む>>>

2011年5月

「第8回 医学生の緩和ケア教育のための教員セミナー」ご案内を掲載しました。 
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